薬学部の数学はそこまで難しいくない
薬学部の数学は標準問題中心で構成されているため、そこまで難しくはありません。
なので、難関国公立が求めるような問題を解く必要はありません。
入試標準レベルの問題をマスターし、計算力を身につけることができれば薬学部の数学の問題を解けることは十分に可能です。
入試標準レベルは 理科大・MARCHと千葉大、横国、筑波大に該当します。
参考書でいうと、青チャート・FOCUS GOLDレベル1~4、黄色チャート、標準問題精講です。
薬学部の数学を突破するためには、これらの参考書を完璧に仕上げておくのがマストです。
問題自体は標準で難問はでないので、サクサク解くことができますが、他学部と違うのが計算力が必要ってことです。
なので、標準問題を固めた後は、計算力をつけるために、過去問演習に時間を多めに割いた方がいいです。
春〜夏にすべきこと
春〜夏までは基礎固め中心で問題ありません。
浪人生も基礎を中心に勉強していきましょう。
基礎を疎かにしたから、現役のときに失敗したので、ここはしっかり丁寧に勉強して行った方がいいです。
チャートでいうと、基本例題はすべて完璧に解けるようにしておきましょう。
あとはしっかりその問題を解いた時、説明できるようになるまで完璧にしておきましょう。
例えば、
「単位ベクトルとはなにか?」
「独立な試行とは?」
「アポロニウスの円とは?」
など、数学の定義、定理をしっかり説明できるようにするのがかなり重要です。
全範囲を学習したら、一度志望校の過去問を一年分学習することを勧めます。
過去問をやることで、自分の志望校の難易度を知ることにより学習効率があがるので、過去問をやっておいた方がいいです。
闇雲に参考書で勉強するより、過去問を解いておくと「あ、こういうの入試で出やすいんだな」と知ることができます。
一度知ると、勉強しているとき「この範囲は出やすいからもう少し勉強しておこう」という風になります。
秋以降にすること
春〜夏までに基礎を固めた人は演習問題を解いていきましょう。
志望校レベルの問題集と参考書をやっていきます。
ここで、基礎が固まっている人であれば、志望校の合格最低点を取ることができますが、達していない人は基礎固めがしっかりされていないので、点数が取れていない場合は闇雲に演習するのではなく、もう一度基礎に戻って勉強することを勧めます。
基礎固めが完璧ってどのライン?と疑問に思う人がいると思うので、目安は
共通テストの過去問を解いて7割、志望校の過去問を解いて5~6割取れていたら固まっていると思っていいです。
参考書と問題集
数学が苦手な人
入門問題精講と初めからわかる数学
数学が苦手な人は最初に入門問題精講か初めからわかる数学に取り組むおすすめします。
これらの参考書は数学が苦手な受験生におすすめです。
アカデミックに行かない、大学受験で使える知識を丁寧に解説しているので、数学が苦手な受験生でもとても取り組みやすいです。
青チャートやFOCUS GOLDだとレベル1~2のレベルです。
合格る数学
薬学部を受験する人にとっては計算力がかなり重要です。
この参考書では計算量を減らすテクニックや解き方はわかるけど因数分解や美味い式変形ができないといった受験生の悩みを解決してくれる参考書です。
基礎問題精講と文系数学重要事項完全習得編
入試の基礎レベルが全て網羅している参考書です。
偏差値40~55まででしたら、この教材を軸に勉強していくのが一番いいと思います。
難しい参考書をつかって勉強しても挫折してしまうので、数学が苦手な受験生はこのレベルを使用していくのがいいと思います。
数学が得意な人
上記に志望する大学の人は数学が得意ではないといけません。
薬学部受験生で数学が得意と自負していいラインは、初学で数学の基礎問題精講の解説をみて理解できる人です。
基礎問題精講はFOCUS GOLDレベル1~3や重要例題を網羅しているので、数学に対する理解力がないとこの参考書を
使いこなすことは難しいです。
基礎問題精講が終わったら、学んだ知識を活用できるようにならないといけないので、演習量を多めにしないといけません。
そこで適している教材はFOCUS GOLD(レベル1~5とSTEP UP中心)と青チャートです。
「この問題よくみたことがあるな」「この問題の計算はこういう感じでやっていくのか」といった感覚は演習を通じてしか伸びません。その量が適しているのは上記の参考書なので、問題数が多い教材で演習していくのがいいです。