大学受験

大学受験メンター_TAKE

都内の教育ベンチャーで働くブロガー。 現在は大学受験塾2店舗で働き、日々受験生を指導している。 主に世田谷区、渋谷区、墨田区で活動をしている。 担当科目は数学/英語/物理/化学/政経/現代文 筆者は理系であるが、現在文系受験生を指導している。

【大学受験英語対策】効果的学習法とおすすめ参考書ガイド

1.効果的な英語学習の流れと推奨教材

英語力向上のための学習は、単語・熟語・イディオムの暗記から始まります。これらの基礎を確立することは時間がかかるものの、英語学習の成功には不可欠です。特に難関医学部受験生の間では、「DUO3.0」が高く評価されています。

 

文法事項の習得には、まず講義型の参考書で基礎を固め、「ネクステージ」のような文法問題集で知識を深めることが推奨されます。英文の精読から速読へのステップアップは、「基礎英文問題精講」と「速読英単語 必修編」を用いて、文構造の理解と読解速度の向上を目指します。

 

英文読解力を高めるには、「基礎英語長文問題精講」での演習が有効で、最終的には過去問題での練習を通じて実力を確かめます。

 

勉強の進め方については、基礎語彙の暗記から始め、段階的に文法理解、解釈力、読解力の向上へと進むことが重要です。各学習フェーズでの優先順位を理解し、自分の現在のレベルに合わせた学習計画を立てることが成功の鍵です。

 

学習進捗は、偏差値で大まかに測定し、自身がどの学習段階にあるかを定期的に評価することが推奨されます。しかし、全ての学習フェーズで常に「4つの力」—単語暗記、文法理解、解釈力、読解力—の向上を意識することが最も重要です。

 

学習は一歩ずつコツコツと進めることが求められ、自分の弱点を放置せずに次の段階に進むことが、効果的な学習のための基本姿勢です。

 

2.語彙力向上のための戦略と推奨教材

英語力の基盤となる語彙力は、単語、熟語、イディオム、接続語など言葉全般の習得を意味します。この力を養うためには、単語帳を用いた暗記と、文中からのピックアップ暗記の両方が重要です。単語帳による暗記は、読解力を高め、語彙の偏りを防ぐために必要です。一方、文中での単語のピックアップは、文脈における語彙の理解を深め、実際の使用状況での記憶を助けます。

 

以下は、語彙力向上に特に有効とされる参考書の紹介です:

 (1) 単語帳による暗記向け推奨教材

単語王 (オーメソッド)

*説明: 幅広い語彙を網羅しており、豊富な訳語が特徴です。休憩時間などのスキマ時間に利用することが推奨されます。直前期には毎日寝る前の0.5~1時間を使って集中的に暗記すると良いでしょう。

 

DuO3.0
 説明: 例文を通じて単語を覚えるスタイルの単語帳です。CDの使用が効果を最大化しますが、使用者によっては挫折することも。しかし、根気よく続ければ英語力の向上が期待できます。

 

 (2) 文中語のピックアップ的な暗記向け推奨教材

速読英単語シリーズ (Z会)

説明:150~300語の文章を読みながら単語を学べる単語帳です。文脈内で単語を覚えるため、実際の使用感が掴みやすくなります。特に上級編がおすすめで、毎日一定量を継続して学習することで効果を発揮します。

 

速読英熟語 (Z会)
 

説明: 文章を通して熟語と接続語を覚えることができます。文末の文法説明は、必要な時にすぐ確認できるので便利です。熟語と接続語をマスターすることで、語彙力の大幅な向上が期待できます。

これらの参考書を活用し、単語帳での暗記と文中からのピックアップ暗記をバランス良く進めることで、英語の語彙力を大幅に向上させることが可能です。どちらの方法も重要であり、特に文脈での単語の理解を深めることが、長期的な記憶に留める鍵となります。